どうも
減点パパと申します。
今日は、
不登校になったわが子が
布団に入ろうとした時に
「寝るのメンドくせえな!」
と捨てゼリフをはいてから、
ねていた頃を思い出して
わが子の昼夜逆転生活についての
経験談を書いていきたいと思います。
わが子は
小4で不登校になり、
それからひと月もしないうちに
昼夜逆転の生活が始まったんです。
登校していたころは
「昼に活動して、夜に眠る」
という一般的な生活を送っていましたので、
昼夜が逆転するようになったのは、
明らかに「不登校になったこと」
が原因です。
不登校になる、べつの要因として
夜型の生活を送っていたことが
不登校の始まり(きっかけ)
となる場合もあるでしょう。
2020年の春に、いっきなり、
コロナによる一斉休校が始まりましたよね。
あまりにも突然であったことにプラスして、
夏休みや冬休みなんかよりも、
とんでもなく、なが~い休みでした。
これによって
生活リズムがくるってしまい、
不登校の児童・生徒が
大幅に増えたという記事を
目にしました。
「生活リズムを狂わされた」
と言っても
いいくらいだと思います。
学校に通っていれば
自然に生活のリズムが整います。
これまでに体験したことのない、
親でさえも経験した事の無い
「自粛生活」
というのを求められたことも
大きく影響しているでしょう。
たんなる、
「なが~い休み」
というだけではなくて
家の中にいることを求められる
束縛された休みでしたよね。
生活リズムが乱れ気味になった
→不登校のきっかけになった
という構図が、
専門家ではない私にでも想像がつきます。
ちなみにわが子は
小4から不登校で
中2になって、いったんは
学校に通い始めたのですが、
この、
突如始まった一斉休校をきっかけにして
それまでの生活リズムが大きく狂ってしまい、
昼夜が逆転し、再び不登校になりました。
それは、中3の春のことでした。
わたし・・・、
幸か不幸か、
貴重な体験をした親だと思うんですよ。
考えてみると
わが子の不登校のことで
2つのことを体験しているんです。
一つ目は、
不登校になったことで、
昼夜が逆転したわが子と
2つ目が、
生活リズムの乱れ
(昼夜逆転)により
不登校になった
その、2つの事例を
実際に見てきているんですよ。
希有(けう:めったにないこと という意味です)
な体験をした、
親だと言えると思うんですね。
この記事を書いていて、
それに気づいた次第です。(笑)
そのワタクシが言えることは、
「不登校と昼夜逆転には、
相関がある」
ということなのです。
「不登校になれば
昼夜逆転の生活になるし、
昼夜が逆転
(生活リズムが乱れれば)すれば、
不登校になってしまう」
そう言いきって
間違いありません!
わたしの息子が不登校で、
昼夜逆転だったころに
それをすこしでも
改善、軽減するためにと
自分で考えて
実際にやってみたことがあるんです。
劇的に
昼夜逆転が解消された
という成果は得られませんでしたが
やれることを考えて
やってみました。
「何をもって、効果があったとするか」
というところで、
やってみた事への評価は違ってきますが、
「じぶんで考えて、やってみた」
ことについての
「自負」だけはあるんです!(笑)
今回はそれらを
振り返るというカタチで
お話しさせてください。
まだまだ未熟なお子さんに
任せきりにしておいたのでは
問題は解消されません。
「そのうち、
(昼夜逆転が)解消されるさ」
当時の私のように
楽観的に考えていたのでは、
問題が先送りになるだけです。
何をすればいいのか、何ができるのか?
わたしの体験談になりますので、
どちらかといえば
何ができるのか?
のほうになります。
不登校で昼夜逆転してしまうその理由
ゲーム機やスマホ、テレビなどに時間を忘れて没頭してしまう
わが子の場合です。
不登校になってすぐに
わが家のリビングにあった
テレビを強奪し、(笑)
自分の部屋にもっていきました。
リビングのテレビなので
そこそこ大きめのやつです。
くわえて、
DVDレコーダーも
かっさらっていったように
記憶しています。
テレビばかりか
レコーダーまで持っていくとは、
「さすが、わが息子」
と褒めてやりたいほどの
オペレーションでしたね。(笑)
当時、息子は
自分の部屋とは別の寝室で
わたしたち両親、弟と四人で
一緒に寝ていたのですが、
不登校になってからは、
いっしょに布団に入る時間が
次第にずれていきました。
そして、
夜中に私が目を覚ました時に
息子がまだ寝ていないことに気づき
息子を呼びに行くことが日常的になったんです。
名誉のために書いておきますが、
妻が気付いて呼びに行くこともありました。
妻だけが、グーグー寝てたわけではありません!(笑)
息子の部屋の前で私や妻が
「もう、寝よう」
と声をかけます。
息子がそれに一度で従うことはなく、
2度目、3度目の声がけで
ようやく来て、布団に入る状態でした。
なぜ2度目、3度目の声がけで
寝室に来るとおもいますか?
そ・れ・は、
朝方になると
見る番組がなくなる!
からなんです。
朝早くの番組は、
「テレビショッピング」
しかありません。
朝起きるのが早い、
高齢者に向けた番組しかなくなるので
「寝るしかねえな」
となるわけです。
「へやに
レコーダーがあるでしょ!」
「録画してみれるじゃん」
という声が聞こえてきそうですが、
息子が、部屋に持ちこんでまもなく
レコーダーは、壊れてつかえなくなったようでした。
「寝るのメンドくせえな!」
当時10才のむすこは、
捨てゼリフをはいてから
フトンに入るのが日課でした。
ゲーム機でもスマホでも
動画も見れますし、
もちろんゲームもできるわけです。
私が子供のころには、
(半世紀も前の話で恐縮です!)
そういう、
「文明の利器」
が、物理的にありませんから
スマホもゲームも
やりたくても、やりようがありません。
しかし現代では、
難なく、やれてしまいます。
見かけ上、
子供部屋の電気が消えていて
眠っているように見えたとして
布団をかぶればそのなかで、
ピコピコとボタンが押せてしまいます。
家にwi-fiなどあったもんじゃア
通信量など気にせずに動画は見放題だし、
対戦ゲームに至っては
複数の相手と会話なんぞしながら
バーチャルな世界で戦えてしまいます。
学校に通っている子供であっても
こういう遊びは魅力的でしょう。
楽しくないはずはなく、
没頭してしまうのも
うなづけます。
学校に行っていない子にとっては
「現実逃避」
という意味あいがプラスされて、
こういう世界に
のめり込み易いのだと思います。
ゲームをしている時は
嫌なことを考えなくていい
(忘れられる)
そういう部分が大きいのだと思います。
急激な生活環境の変化による影響
何らかの理由で
それまでの生活環境がガラリと変わったときに、
難なく、順応できる子もいれば
大きく影響を受ける子もいます。
環境の急な変化で、
心の状態が不安定になり
ぐっすりと眠れなくなる・・・。
眠れないということは
身体的な疲れも取れないということであり、
ひいては
こころも疲弊してきて、
悪循環になります。
夜に眠れない
わが子の場合も
一度は
布団に入るものの、
「眠れない」
そう言って、
自分の部屋に
戻っていくことがありましたね。
そういう場面では、
なんとも、
やりようがありませんでしたね。
(トホホ・・・って気持ちでした)
人が眠ろうとする、一般的な時間帯に
眠ろうとして、
目を閉じるんだけど、眠れない・・・。
そうなってしまうのは、
学校に行かなくなったことで
少なからず、不安があるからです。
自分はこれから、
どうなっていくのだろう?
このままでいいんだろうか?
常に不安があると思います。
不安イコール、
緊張状態が続いている、
リラックスできていない
とも言えるでしょう。
不登校になって、
不安が無い方が
不自然とも言えます。
「日中に起きていたくない」という気持ち
わが子の場合、
新居に引っ越しした1週間後に
不登校になりました。
息子が4年生の時に
家を建て直したんです。
小4の頃ですので
急激な生活環境の変化が
負担になったのかもしれません。
不登校になった後に気づいたのですが、
わが子は、引っ越しを機会に
不登校になることを
計画していたようなんです。
新居に引っ越す前のことです。
「お父さん、
新しい俺の部屋のドアに
カギはついているの?」
息子が私に聞いてきたことがあるんです。
「いや、カギはないよ」
そう言って
簡単にあしらってしまいましたが、
「この子は、
なんでそんなことを
聞くんだろう?」
と不思議な気持ちに
なったことを覚えています。
不登校になる予兆だなんてことは
想像もしませんでした。
のちに、私が気がついたことは
「そうか、あの時すでに
不登校になることを
考えていたんだな」
ということです。
「(あたらしい家に引っ越したら、)
じぶんの部屋に
カギをかけて閉じこもろう」
小4で、それを考えていたとは・・・。
それに気付けなかった、
気づいてやれなかったことは
「申し訳ない」
の一言しかないですね。
「本来なら、
学校で過ごしている時間なのに
自分は家にいる・・・。」
「いま自分は家にいるけれど、
友達は学校にいる・・・。」
考えようと思わなくても
不登校になった子は、
そんなことを考えてしまいます。
自然と、
頭に浮かんでしまうわけです。
信念を抱いて、
「自分は
学校に行かないことを
選択した」
学校に行かなくなった理由が、
そういうことだったとしても
心は揺れ動くと思います。
「(家にいることに)
罪悪感を
抱いてしまう」
とも
言い換えられるでしょう。
そんな時に、
ある種の
自己防衛機能が働いて、
「そうだ、
昼間に寝ていればいいんだ」
ということを
思いつくのだと思います。
決して、
「昼間に寝ていたい」
という欲求からではなく、
昼に眠っていることで
「罪悪感から逃れられる」
ということだろうと思います。
昼間に何気なく、
窓から外を眺めていたら
「ランドセルを背負って
歩いていた友達と
目があってしまった」
そんな目には、あいたくない
そんな心理なのです。
わが子の場合、
不登校、
そしてのちに不登校の再発、
さらには、引きこもりまでをも
フルコースで経験しましたが、
「こもり人」
であった時にも
昼夜逆転していましたから
これが真理だと思いますね。
病気(身体的・精神的)によるもの
不登校に関する本を読むと
起立性調節障害とかうつ病
という文字を目にします。
朝、起きようとするんだけど
結局、起きられない。
わが子にもこんな症状があって
病院を受診したことがあります。
精神的なものだけではなくて、
何か、
病的な原因はないのか
そう、考えたからです。
病院で検査をした結果
病的な原因はなにもなくて、
「いたって、健康です」
ということであれば、
それに越したことはありません。
苦労したのは
「病院に向かわせること」
でした。
子供は、
病院に連れて行こうとすると
「病気にさせられてしまう」
という警戒感があるのでしょうね。
長年、わたしには、
「病院に行ってみよう」
という話を
わが子にどのように切り出すか?
という悩みがありました。
それは、
小4で不登校になってから
ずっと考え続けていたことなんです。
「自分が、
息子の体のことを
どれほど心配していて
その本気度は
どのような言葉なら伝わるだろうか?
ということを
たえず、考えていました。
かんたんに、
「病院に行こう」
とだけ言ったのでは
「なんでさ?」
ということばしか、
かえってこないであろう・・・。
その言葉だけ言ったのでは
「こちらの
本気さが伝わらない」
そう思ったからです。
考えに考えて、
やっぱり、
言わなきゃアカンと思って
わたしが息子に言ったのが
つぎのようなことです。
「テレビで見たんだけどな、
皮膚の感覚がとても敏感で、
マスクが
痛くていたくてつけられない、
そういう悩みを抱える中学生が
自分で、
痛くないように工夫した
マスクをつくったそうなんだ」
「マスクが痛くてつけられないなんて、
一般的には想像が出来ないけど
そういうひとがいても
不思議じゃないよな」
「おまえの抱えている悩みも
案外、そういうことについて
研究している専門家がいて、
軽減・解消できるかもしれないぞ」
「だから、
俺と一緒に病院に行ってみるべ?」
そんな内容で、
息子に話をしました。
さいわい、
私の熱意が伝わったのか
息子は、
いっしょに病院に行くことに
同意してくれました。
長年、考え続けていて
ようやく生み出すことが出来た、
「たましいの言葉」
の成果です。
その翌日、
小児科の専門医でもあり、
こどもの発達外来や
親も子も、
カウンセリングがうけられる病院を
受診しました。
その病院には以前から
通っていたのですが、
わたしと妻だけが
カウンセリングを受けていました。
わが子は、その日、
身体検査と
カウンセリングを受け、
起立性調節障害の薬が
処方されました。
その後、
継続して薬を服用することは
ありませんでしたが
「血圧が低いために
朝、起きづらい」
という事実がわかったことは、
一つの収穫だったと思います。
そういう傾向があると知っていれば
食べ物だったりへの工夫が出来ますよね。
昼夜逆転生活の改善へ、児童・生徒の皆さん自身で出来る事
わたしの場合
当時、昼夜逆転していたわが子に対して
それを改善するように
求めたことはありませんでした。
求めることができる
状態ではなかったからです。
不登校になってから
息子の心の中が
ささくれ立っている状態が長く続き、
昼夜逆転の改善をするとしても
「ささくれ立っている状態が
回復するのを待つしかないな」
と思っていたからです。
「腫れ物に触らない」
そんな対応をしていたと思います。
その時は
そのようにしか出来なかったのですが
今考えると
もし、反発されたとしても
生活リズムの改善については
話し合うべきだったと
思いますね。
いま、
この記事を読んでくれている
みなさんは、
不登校になってから少し時間が経ち、
いまの自分は昼夜逆転しているけど
何とかそれを改善したい・・・。
改善したいと思うけど
どうすればいいのかわからない・・・。
そんな気持ちではないでしょうか?
そんな気持ちになるのは、
みなさんの心の中に
ちょっとずつ、
すこしずつ
パワーが溜まってきている
証拠ですよ。
ちょっと前までは、
自分のことを
否定的にしか
考えられなかったかもしれません。
でも以前とは違い、
「前向きに
考えられるようになった」
ということですよ。
まずは、
何か一つだけで十分です。
自分がやれることを見つけて
それに取り組んでみましょう。
昼間にやれること、やりたいことを見つけよう
私はわが子に対して
「ロボット教室っていうの
行ってみないか?」
といったことがあります。
ずっと家にいるよりは
日中の時間を家以外の場所で
過ごす時があった方が良いと思ったからです。
その時、息子からは却下されましたが、
私が言い出したタイミングが
悪かったのだと思います。
息子が
「何か、やり始めたいな?」
そう思いはじめた頃合いを見て
言い出せばよかったな
と思っています。
サカナが口を開けた時に
エサをサッと投げ入れるイメージです!(笑)
みなさんは
「昼間は起きていなくちゃ」
と意気込んでみるものの、
気持ちばかり
焦ってしまいませんか?
起きていなくちゃと
思っていたのに
結果、眠ってしまって
自分にダメダメ感を
持ったりしませんか?
起きていなくちゃ
と考えるより、
「昼間にやれること、
やりたいこと」
をさがしてみたら
いいと思いますね。
ロボットを作る教室や
プログラミングを
教えてくれるところだってありますよ。
近所じゃない場所なら
人の目も
あまり気になりません。
平日ではなく
みんなが休みである
週末の土日でもいいのですから。
女の子だったら、何かな?
おじさんは、
男なのでちょっとよくわかりませんが、
「手芸教室」とかもありかな?
ポイントその1は、
「毎日じゃなくて、OK」
という事です。
週に1回でも充分でしょう。
そして、
ポイントその2は
「短い時間で良い」
という事。
30分くらい、
そんなのでも全然、
オッケー・グッドです❣
身体を動かし、頭を使おう
わが子の場合、
サンドバックを
オモいっきり、
たたいていました。
ついでに
ケリも入れていましたよ。
やり場のない怒りを
それに、
ぶつけていたのかも・・・(笑)
息子が家にいるようになってから
アマゾンで
買ったんです!(笑)
ウチの子は、
それをたたくためだけに
自分の部屋から出てきて
しばし、たたいた後に
部屋に戻って行きましたよ。
そして、たたく時に
「コンのヤロー!」
とか、声を出しながら
オプション付きでやっていました。
サンドバックじゃなくても
起き上がり小法師
(おきあがりこぼし、と読みます)
でも良いと思います。
ちなみに、
夜中にやるとうるさくて
みんなが迷惑しますので
昼間の時間だけにしましょう。(笑)
家の外に出て
何かしらの活動をすれば
夜の時間に眠りやすくなります。
からだが適度に
疲れるからですね。
頭を使うことだって
効果的です。
ジグソーパズルや
本を読むことだって
頭を適度に疲れさせる、
運動と言えます。
もし、
外に出ることに抵抗があるのなら、
家の中で体を動かしてみましょう。
デカイ声で歌ってみるのも
いいですね!
歌うのって、
案外、
からだを動かすことになります。
少しだけ、生活リズムを変えてみると・・・
不登校になって時間がたつと
こんなことしてていいのかな?
っていう思いがあったと思うんですよ、
ウチの息子にも。
そういうときを敏感にキャッチして
息子にかかわる・・・、助言する・・・。
これが、
当時のわたしに欠けていたな
と思っています。
「生活リズムを変えたいなあ〜」
そんな思いをお持ちの
児童・生徒の皆さん。
すぐに、
生活リズムを180度変えるのは
無理があります。
そこで提案ですが
「ちょっとずつ、
布団に入る時間を
早くする」
これ、やってみませんか?
布団に入る時間だけは決めておいて
決めておいた、その時間には
布団に入ろう
ということです。
そして、
ちょっと先の目標(目指すところ)は
決まった時間に起きる
そこに自分を持っていってみませんか?
朝と言っても、
早朝である必要は
まったくありませんよ。
そうですね〜、
「おはようございます」
と
「こんにちは」
の挨拶が切り替わる
10時ころがいいと思いますよ。
そして、
これも大きなポイントなのですが、
起きたら、
部屋のカーテンを開けて
太陽の光を浴びましょう。
そうすれば、
自然に
ご飯を食べたくなります。
「生活リズムを変える」
となると、
「大変なこと」
だと思ってしまいがちですが
布団に入る時間を
ちょっとずつ、
早くしていく。
それをするだけで
自然にリズムが変わっていきます。
あら不思議!
生活リズムが整ってしまいます。
まずは、
そのこと一つだけ
チャレンジしてみましょう!
昼夜逆転生活の改善へ、保護者が手助け出来ること
小4で
夜中に起きていてる生活を続けている
わが子を見ていて
オイオイ、カラダは大丈夫かよ~~!
これが、当時のわたしの
こころの声でした。
とうぜん、
からだに良い影響を
もたらすはずは、ないからです。
登校しないことよりも
昼には起きていて
夜には眠る・・・。
それだけでも整ってさえいたなら、
当時の私の心配は
かなり少なかったと思います。
子供が
昼夜逆転の生活をしていると
体に影響が出ないか
と心配だったり、
これから先のことを考えると
親も不安で
疲弊してしまいます。
しかし、
お子さんに任せきりなのでは
昼夜逆転の生活の改善は
見込めないでしょう。
そのような生活から抜け出すために
または、すこしでも軽減するために
親ができる手助けとして
何があるかを
考えます。
登校していない現状や昼夜逆転を、意識して否定的に考えないこと
わが子の不登校への対処として
一番の誤りが
私自身が
不登校に飲み込まれてしまった
ということなんです。
登校していないことや
昼夜逆転を
否定的にとらえてしまったのです。
経験者として
強く言いたいのは、
今の状態を親が、
否定的に考えないこと
が重要なんです。
これは、
不登校に飲み込まれないための
知恵です。
ゴクゴクと飲み込まれてしまった
飲み干されてしまった、
経験者の私が言うのですから
ほぼほぼ、間違い有りません!
「学校に行くべき、
昼間に寝ていて、
眠っているべき、
夜に活動している・・・。」
お子さんのそういう状態を見て
悲観してしまいますが、
その状態を
叱ったり、
改善を求めても良い方向には向かいません。
まずは、
今の状態を否定的に受け止めずに
お子さんを
みとめてあげてください。
叱ったりすることは、逆効果であり
余計に殻(カラ)に閉じこもってしまいます。
お子さんにとっての
一番、身近である親御さんが、
今の状態を
「まずは認めてあげること」により、
この先
昼夜逆転生活からの脱出が
見えてくるでしょう。
子供とのコミュニケーションをとる
私の場合、
週末は、
必ず外へ連れ出していました。
・家族でショッピングモールへ買い物に行く。
・家族4人で、近場のサイクリング。
(なんちゃってサイクリングでしたが)
・息子と二人だけで、
自転車に乗ってラーメンを食べに行く。
・寒い日に釣りに行き、
帰りに銭湯であったまってくる。
・息子と二人きりでキャンプ。
(食材調達は、
息子に財布を預けておまかせしました)
こんなことをして
外での活動をして、
親子のコミュニケーションを取りました。
「サイクリングに出発しようとして
おかあさんがサドルに乗ったとたんに
タイヤが破裂して、大笑いが発生!」
なんて、
マンガみたいなエピソードもあります。
(実話です)
外出は、
気分転換をさせるのが目的でしたが、
外に連れ出して、
その時に、生まれる会話から
「いま、どんな思いがあるのか
何を考えているのか」
ということをよみ取っていました。
外に出ることを
押し付けるようなことは
しませんでしたが
平日は家のなかにいて、
あまり
変わり映えをしない生活を
していたからなのか
誘いには、
ほぼほぼ、ノってきましたね
一日中、家にいる子にとって
外出する、
外に出ることが
大きな息抜き、気分転換になります。
昼間に行動する理由を
親自身が見つけたり、
お子さんにさりげなく助言して
「お子さんを支える」
ということが重要です。
相談できる場所で相談してみる(公立でも、民間でも良し)
わが子の場合、
不登校のことについて
ほとんど話してくれませんでしたので
息子自身が
どんな思いを持っているのか、
何を求めているのか
ということについて
推察するしか
ありませんでした。
推察して
「今起きていることは
こういうことなのかな?」
と考えるようにしていました。
相談するにしても、
「その場で思いつきで
話をしたのでは
まとまりが付かないな」
と考えて、
まずは、わが子の
日々の行動・言動を
ノートに書き留める
ことに決め、毎日、実行しました。
相談しに行く前には
そのノートを読み直して
「今回、
何を相談したいのか」
ということについて
あらかじめ、まとめておいて
話を整理した上で、
相談していました。
相談した時に
場合によっては、
「(ご両親は)
このようにしてみてください」
と宿題を出される時があります。
次回の相談時には
言われて、
やってみたことの結果をお話しし、
再度、アドバイスをいただく
というような流れでした。
このようにすることで
断片的な相談ではなくて
包括的な相談になります。
相談に対応してくださる、
専門家の方は
さまざまな事例を
見てきていますので
経験が豊富です。
学問的な知識
(心理学など)も
豊富ですから
知識と経験に基づいた、
的確なアドバイスを
いただくことができて
助かりました。
専門家に相談する1番のメリットは
「病的な要因はないか?」
ということについて
見立ててもらえる
ということだと思います。
医療の知識が乏しい、
素人では気づかないことでも
専門家は気がつけるからです。
もし、
「病的なものが
見られる」
ということであれば、
迷わずに医療機関に
相談すべきでしょう。
お子さんへの接し方や
今後のことについて
ひとりで悩まずに
誰かに相談してみること
をお勧めします。
市や県には
昼夜逆転を含め、
子育てについて
相談できる場所が
結構あります。
もちろん、
学校に相談することも
いいでしょう。
民間の不登校支援サービスを利用する
わたしは、
わが子が不登校になった時に
「自分でなんとかしよう」
と考えて行動しましていました。
当時、
民間の不登校支援サービス
もあったと思います。
しかし、
「ほんとうに、
そんなサービスで
不登校が改善されるのか?」
というように、
懐疑的に思っていましたので
そういうサービスは利用せず、
学校や県や市の相談できる場所、
子育て外来のある小児科などに
相談しました。
不登校や引きこもりが
解消された今、
思うことは
「もしあのとき、
不登校の支援サービスを
受けていたなら、
不登校であった期間は、
最低限の期間で済み
不登校の再発や
引きこもることも
なかっただろうな」
ということなんです。
不登校の支援サービスは、
民間のサービスですので、
無料ではありません。
当然、料金が発生します。
その点が、
公共のサービスと大きく違います。
しかし、
民間のサービスであるがゆえに
結果を出す必要が
あるといえるでしょう。
つまり、
不登校である状況を
改善できないと
不登校の改善実績として
カウント出来ないわけです。
イコール、
宣伝にならないわけです。
もちろん、
イヤがる子供を
無理に登校させたところで
継続しないのは目に見えています。
そんなことをしたところで、
意味はないのです。
「不登校の支援をして、
再登校させた実績が高い」
ということは、
これまで関わった、
たくさんの事例に基づく
多くのノウハウが蓄積されていて、
「不登校の改善方法が
仕組み化されている」
と言えるでしょう。
そして、
「不登校の相談を受ける側」
としての立ち位置が、
学校や公共の相談機関と
全く違います。
再登校の実現に
特化しているわけです。
ところで、わたしは最近、
わが子の不登校の原因に
ようやくたどり着きました。
そのことにたどり着くまでに
私は6年半もかかってしまいました。
(詳しくはこちら↓)
わたしのように
自己流で、
なんとかしようとして、
やってしてしまうと
こういうことになってしまいます。
子供にとっての
貴重な時間が失われてしまうのです。
私があの頃に戻れるなら、
迷わずに不登校支援サービスを利用して
わが子の早期の学校復帰を目指しますね。
まとめ
昼夜逆転の生活は
好ましい生活を送っているように
見えませんし、
一番心配なのは
成長期の子供に対する
体への影響です。
しかし、
そうかと言って
強制して、
生活スタイルを昼型にさせようとしても
思うようにはならないと思います。
とくに
不登校になりはじめた頃は
心が不安定であり、
昼間に寝ているのが
精一杯なのかもしれません。
その眠りでさえも
ぐっすり眠れてはいないでしょう。
私は当時、
「息子が昼間に寝ているのは
(不登校になったことで)自然に発生した
自己防衛反応だろう」
そのように受け止めることにしました。
少なくても、
週末に一緒に外出することにより
最低限、
完全なる昼夜逆転生活は
回避させていたつもりです。
「受け止めた」
と言えば聞こえは
良いのですが、
「いつまで、
こんなことが続くのだろう?」と
毎日が、
とってもヒヤヒヤな状態で
過ごしていました。
ご飯を食べる気が起きず、
今よりも6キロほど痩せ、
ガリガリ君状態でしたね。(笑)
昼夜逆転だけではなく、
不登校になると
いろいろな問題が起きてきます。
家庭内の雰囲気も
穏やかではなくなっていきました。
それらを早期に解消する方法は、
不登校の支援サービスを利用して
学校に復帰すること
これが、ベストだとおもいます。
仕事を持ちながら、
あれこれと
試行錯誤するのは大変です。
トライ&エラー(挑戦して失敗)
するよりも、
不登校の改善に特化した
ノウハウを持っている
不登校の支援サービスを利用して
親が不登校に飲み込まれることなく
支援サービスのサポートを受けて
再登校を実現することが
ベストだと言い切れます。
これは、
不登校から、不登校の再発、
それにとどまらず
引きこもりまでにもなった息子を
自己流でなんとかしてきた「つもり」で
結局、貴重な時間を失わせてしまった。
これが、おっさんが言える
真実です!
自己流でやってしまったことが
問題なのです。
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