どうも、
減点パパと申します。
いま、
わが息子は
引きこもりから脱出し、
通信制の高校へ通っています。
表情や口調は
とても穏やかになり、
高校生活を満喫しています。
今日は、
「WISC-Ⅳの検査結果で
わが子の長所と短所を知っていたのに
それを生かしていなかったために
わが子を不登校や引きこもりにしてしまった」
という話をさせて下さい。
この記事を読んで
行動していただくことで
お子さんが不登校や
引きこもりになることを
防ぐ可能性が高まります。
私は、わが息子が
不登校を経てひきこもり状態になり
それが解消された現在でも、
何でそうなったかを考え続けています。
解消されたから
「終わり」ではなくて、
なにが原因で、どう対応すれば良かったのか?
それを知りたいのです。
病院受診のきっかけと受診
わが子は、小学校に入学する前から
よく癇癪(かんしゃく)を起こしていました。
それが心配で、病院の受診を考えていました。
病気にしたかったのではないんです。
本人の不努力によるものではなく、
なにか、わからないけれども
医療的なものの助けが必要だと思ったのです。
実は、私自身も子供のころ、
かんしゃくを起こしていました。
親からは、
「お前は、なんでそんなに短気なんだ?
短気は損気って言ってな、
自分が損をするんだぞ!」
そのように言われていたことを思い出します。
「お前に問題があるのだ」
そう言われて、腹を立てていました。
かんしゃくを起こしている自分自身に
イライラしている・・・
当時、案外冷静に
自分自身についてそのように考えていましたので
わが子のかんしゃくについても
「この子が、やりたくて、
癇癪を起こしているのではない」
本人が悪いのではないと理解していました。
「お母さんが知っている子でね、
薬を飲むことで、とっても気分が落ち着いて
おだやかになった女の子がいるんだよ」
妻はそう言って、
一緒に病院へ行くことを促しました。
当時、受診を予約した病院は
とても混んでいて、
受診まで4か月ほど、待たされました。
病院へ行く前日には、息子の表情がとても和らぎ、
本人も薬の効果を期待していたようです。
受診当日、本人と妻と私の三人で受診。
小児科の先生との問診のあとに
本人と先生だけの
WISC-Ⅳの検査を受けました。
検査時間は結構長くて、
1時間半くらいはかかりました。
WISC-Ⅳとは
知能検査のことで、
①言語理解
②知覚推理
③ワーキングメモリー
④処理速度
この4つの指標から、全検査IQを算出する検査です。
検査結果とその受け止め
わが息子が小4で受けたWISC-Ⅳの結果は、
「言語理解が一番高く、
処理速度が一番低い。」
というものでした。
「あ~~、そうか。確かにな・・・。
凸凹があるってことか」
結果を目にした私は、
特に動揺もなく、
その結果を受け止めました。
しかし、
受け止めただけで
その結果を踏まえて
「じゃあ、
子育てにどのように生かしていこうか?」
というところが抜けていました。
車の運転で例えるなら、
一時停止の標識で停止したものの、
左右を確認しないで発進した
のと同じです。
肝心なところが抜けていました。
一時停止して、
左右から車や人が来ないことを確認してから
発進しなければならなかったのです。
WISC-Ⅳの検査結果で
わが子の特性を理解したうえで
息子に接しなければならなかったんです。
生かされなかったWISC-Ⅳ
最近、
机の中を整理をしていて、
小4で受けたWISCの検査結果や、
当時、受講した
「子供の発達に関する講演会」
の資料が出てきました。
「言語理解が高く、処理速度が遅い。」
これを言い換えると、
言語能力が高い=長所
処理速度が遅い=短所
とも言えます。
講演会でいただいた資料を読み直して
愕然としました。
長所と短所は表裏一体。
言語能力が高いのだから、
これぐらいできるだろうと
勘違いされがちである。
処理速度が遅いのは
こだわりの強さの表れでもあるから、
これぐらいできるだろうと考えずに
丁寧に説明しながら
段階を踏むことが大事。
とありました。
まさに、
わが子のパターンが
一例としてそこに書いてありました。
「しまった!見逃した、
このとおりに接していたとしたら・・・」
約6年2か月にもわたった、
わが息子の不登校から引きこもり。
「あの期間を、
大きく回避できていたかもしれない」
わが子の
客観的な傾向を見るために、
知るために受けたはずのWISC-Ⅳ。
検査結果で
「見える化」された
わが子の特性。
それを見て、
あ~~そうかと変に納得しただけ。
わが子を、なんとか笑顔にしようと
向かった講演会。
まさに
わが子のことが
ズバリ書かれた資料を
もらっていたのに
生かしていなかった。
ここに気が付いたんです。
どう生かせたか?
わが子は、
説明を「はしょる」
と苛立ちます。
説明をめんどくさがって、
パパっと終わらせようとすると
それを感じ取ります。
そこに気を付けるようになったのは
不登校になってからです。
WISC-Ⅳの検査結果が出て
それを正しく読み取って
息子への接し方を見直していたら
不登校にならなかった可能性が十分あります。
息子がかんしゃくを起こしていたのは
「僕に、もっとちゃんと説明してくれよ」
というメッセージだったのだと
思うんです。
問題なのは、
私自身も同じ体験をしていたということです。
かんしゃくを起こす私に親は
「なんでお前は短期なんだ!」と
私に問題があるように言いました。
そのように言われるのが
嫌であった体験があったのに
自分の息子には
何もしてやれなかった。
まとめ
たしかに、そうなんです。
言語能力が高いんです。
不登校初期のころ、
わが息子が
母親を言い負かした時がありました。
強い口調で言い負かしたのではなく
理論的にです。
「論破」とも言えます。
何に関してのことだったか、
私は覚えていませんが
とても小4くらいの子供が
組み立てられるような話ではなかったことだけは
覚えています。
大人が言い負かされるくらいですから
「能力がない」とは思いにくい。
むしろ、
「能力があるな」
と思ってしまう。
これを
「能力があるから、何でもできる」
と勝手に解釈してしまったことが
そもそもの間違いだったと思います。
わが子の不登校の原因を探して
別の記事で書いてあります。
家庭環境だったり、
自分が納得できないものを
学校で求められた
(マスクの着用をうるさく言われた)
などというのが考えられたのですが、
結局のところ、
WISC-Ⅳの検査結果を十分読み取って
見える化されたわが子の特性について
「これから、どのように接するか」
というのを定めて行動していなかったのが
一番の問題なのではないかと思っています。
これからも、
考えを深めていくつもりですので
思いつきましたら
記事にしていきたいと思います。
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