不登校 昼夜逆転は避けられない?

不登校

どうも

減点パパと申します。

 

きょうは、

息子が不登校になって

昼夜逆転の生活になった事について

お話しさせてください。

 

我が子の場合、

不登校から約5か月で昼夜逆転が始まりました。

 

当時10歳の子供が

 

「太陽が昇っている日中は寝ていて、

外が暗くなってから起きて、そこから活動し始める」

 

これは、異常なことです。

 

不登校な状態であっても

人間は、夜に眠らなければなりません。

 

人間の体は、

朝日をあびた15時間後に

眠りのホルモンが分泌され、

自然に眠くなるのだそうです。

 

夜に眠るように設計されているのに

それとは逆の行動をしたら、

健康上、いいことはないはずです。

 

ましてや、成長期の子供のことです。

 

成長ホルモンの分泌量は

眠っていれば

午後10時から午前2時までに最大となって、

子どもの成長を促すのだそうです。

 

我が子は

その時間

起きて、行動しているわけです。

 

我が子のからだは

大丈夫だろうか?

 

息子の

精神的なことも心配していましたが

 

夜中に起きていることでの

息子のからだへのダメージを

とても心配していました。

 

太陽が昇っている日中に活動し、

3度の食事をキチンと取って栄養を吸収する。

 

あとは、風呂に入ってさっぱりとして

ゆっくり眠ればいいんです。

 

行きたくないなら、

無理して学校に行かなくてもいいんです。

 

日中、ゲームばかりしていたって、いいんです。

 

なんとかして

息子を夜に眠る生活に、もどしてやりたい

 

それが私の

願いでした。

 

この記事を読んでいただければ

不登校になると

なぜ、昼夜逆転の生活になってしまうのか?

その理由の糸口をつかめると思います。

はじめて昼夜逆転になった日

我が息子は

不登校になって間もなくは

促されて、11時とかには寝ていました。

 

それがだんだん遅くなり、

朝方3時ころに布団に来て眠るということが

多くなっていきました。

 

そんな時期ではありましたが、

親子で一緒に寝ている時間を

数時間ではあるものの

保つことが出来ており、

 

親子のつながり

を感じることが出来ていました。

 

親が仕事に行ってから、眠りにつく。

 

朝の9時ころに眠り

夕方5時ころに起きてくる

 

そのように、

息子の生活が

完全に昼夜逆転したのは、

不登校になって、約5か月後のことでした。

 

「完全に昼夜逆転」

 

その日の私の日記には、そう書いてあります。

我が子が昼夜逆転になった体験談

昼夜逆転になってしまう理由

昼夜逆転になるのは

昼間に寝ていることで、

登校していない罪悪感から逃れることが出来る

 

だから、

必然的に夜に行動することになる

と聞きました。

 

あーっ、そういう事で

昼夜逆転になるんだ!

 

はじめて

昼夜逆転になる理由を知った時、

わたしは、目からウロコが落ちました。

 

昼間に起きていれば、

 

「友達は、学校に行ってるんだよなあ」

 

そんなことを思い浮かべてしまって

登校していない自分を責めてしまいますよね。

自己嫌悪に陥ってしまいます。

 

昼間に寝ていることで、

登校していない罪悪感から逃れることが出来る

たしかに、その通りだと思います。

 

我が子が

完全に昼夜逆転したのが

不登校になって約5か月後ですから、

 

時間経過によって自然に

息子自身が持っていた、

防衛反応が働いて

 

「自己嫌悪から逃れられる」

 

夜は起きていて、昼に眠る

そいう方法を

見つけ出したのだと思います。

イベントには、眠らずに出かける

我が息子の場合、

週末に家族で出かけるときは

朝まで起きていたとしても、

そのまま眠らずに出かけていました。

 

その外出のチャンスを逃すと

また1週間、

家にいなくてはならないのですから

その日を楽しみにしているようでした。

 

親としても、

平日は、息子と会うチャンスが少ないものですから、

理由を作っては、

週末には息子と外出するようにしていました。

 

その当時は、

「昼間起きていて、夜は眠りなさい」

 

そういう躾をしたとしても

 

「馬の耳に念仏、

いまはその時期じゃない」

そのように考えるようにしていました。

 

昼夜逆転生活の解消について

考え続けてはいましたが、

 

なんとかしようと

考えすぎると

わたしの具合が悪くなることがありましたので

 

出来るだけ

考え過ぎないようにしていました。

一時的な昼夜逆転の解消

週末の外出から帰り、

息子は夕方まで、なんとか起きているのですが

ねむくなって、たまらずに眠ります。

(結果その日は、夜の時間帯に眠ることになります)

 

そうやって一時的に、

昼夜逆転が解消されるのですが

 

また、だんだんと夜型にずれていって

昼夜逆転となってしまう

 

そういうパターンでした。

耐えた日々

あるとき、

翌日に映画を見に行く予定にしていましたが、

息子は朝まで起きていました。

 

そして

眠らずに映画館へ車で向かったのです。

 

車の中って

自然に眠くなりますよね。

 

普通に夜に眠った翌日のドライブでも

車の中ではなぜか眠くなります。

 

案の定、

息子は眠ってしまいました。

 

まるまる一晩

眠っていないのですから

眠ってふつうです。

昼寝レベルなんかじゃありません、爆睡です。

 

映画のチケットは買ってあったのですが、

上映時間になっても起きません。

呼びかけても、ゆすっても起きません。

 

私はしようがなく、

そのまま家に帰りました。

 

すると、息子は

家に戻る途中で目を覚ましました。

 

「なんで、起こさなかったのか?」

そう言って、息子は怒り出しました。

 

事情を説明したところで

「あ~~そうだったのか」と

息子に納得してもらえるとは

思えませんが

説明するしかありません。

 

また、

息子に対抗して

 

「起きないお前がわるいんだろ!」

「だったら、夜に、ちゃんと眠れよ」

 

そう言って

わたしが怒鳴り散らしたところで

なんの意味もありません。

 

「今度また、行こう、連れて行くから」

そのように言って

 

息子の気持ちが静まるのを

待つしかありませんでした。

 

そんなことに耐えるしかなかった、

あの日の記憶があります。

 

キツかったです、あの頃。

昼夜逆転が解決した日

完全なる昼夜逆転が

毎日続いたわけではありません。

 

昼起きていて、夜に眠る。

 

その時間帯が、だんだんずれていって、

昼夜逆転になる。

 

また、すこしずつ、だんだんとずれてくる。

この繰り返しでした。

 

昼夜逆転が完全に解決したのは

中学2年の4月です。

 

息子が不登校になったのが小4。

小5、小6と完全不登校。

 

中1の秋から、週末のみの放課後登校。

中2の始業式から、

自らの足と意志で登校をはじめました。

 

中学校に登校するようになって

昼夜逆転が解消されました。

 

昼間の一定時間を

学校、

あるいは

それにかわる場所ですごさないと

 

昼夜逆転の生活から

本人の意志だけで脱出するのは

 

容易なことではない

ということだと思います。

 

別な言い方をすれば

学校以外でも

昼間になにかに拘束される時間があれば

 

昼に行動して

夜に眠る

 

そういう生活が出来るということです。

 

登校するようになって

生活のパターンが正常になりました。

 

授業のあとに

部活で汗を流すことにより、

自然にお風呂に入りたくなる。

 

体を動かすことで

食欲は増し、

食べることで自然に眠くなる。

 

よいことだらけです!

 

不登校であった頃と比べると

生活のリズムが自然とととのいました。

 

昼夜逆転を解決するには

日中の時間を

どこか(学校でなくても、家以外の集える場所)で

一定時間、過ごすこと。

 

これが、一番だと思います。

まとめ

不登校になると

なぜ、昼夜逆転の生活になってしまうのかについて

書いてきました。

  • 昼夜逆転になってしまう理由
  • イベントには、眠らずに出かける
  • 一時的な昼夜逆転の解消
  • 耐えた日々
  • 昼夜逆転が解決した日

 

なにより、体のためには

夜に寝て、昼に行動する

これが、一番良いことです。

 

適応指導教室や、

フリースクールだったりといった、

 

日中に開設されている

そのような場所に通うことも

選択肢として考えられます。

 

通うことに抵抗があれば

オンラインを含めた、家庭教師

も選択肢としてあります。

 

日中の一定時間に

なにかの仕組みに属していないと

昼夜逆転の生活を回避するのは

難しいと思います。

 

逆に言えば、

日中に活動できる場所に

興味をもたせて

そこへ向かわせることが出来れば

昼夜逆転の生活は回避(または、軽減)できるとも言えます。

 

そして、

そこへ通うことは

毎日じゃなくてもいいのです。

 

我が子の場合、

そういう場所を探して

私一人で見学させていただいたことがあります。

 

そこは、市の施設でした。

しかし、私には

我が子がその場で活動している場面を想像できず

断念しました。

 

子供が日中に過ごす場所として

学校という場にこだわる必要はないと思います。

 

「プログラミングをしてロボットを動かす」

そんなことを有料で教える教室がありました。

 

電車で往復2時間かかる場所でしたが

通えば、外の空気も吸うことになりますし、

すくなからず、外部からの刺激があります。

 

家にこもっているより、ずっと有意義です。

 

もし、そこに週2回でも通っていたなら

昼夜逆転は、なかったかもしれません。

 

そこへ行くことを

妻が息子に勧めた時がありますが

「行かない」

と却下されたそうです。

 

一度言って、あきらめるのではなく、

息子の状況が変わってきたと感じられたときに

 

再度、勧めてみればよかったなと

今になってみれば悔やまれることです。

 

しつこく勧めると逆効果になることも

考えられます。

 

お子さんの様子を見ながら、

あきらめずに勧めてみる

 

そういう発想が

必要だと思います。

 

不登校になって

いままさに、昼夜逆転の生活になってしまった

お子様を持つ親御様へ。

 

不登校な状態でも

昼夜逆転を回避(または軽減)する方法はあります!

 

あきらめることなく

何が出来るかを考えましょう。

 

なにか、

上から目線と感じられたかもしれませんが、

 

私は、

問題を解決することが出来た、

卒業者じゃありません!

 

息子に対して、

どのように接したなら、

 

自ら動きたくなる気持ちを

起こさせることができるか?

 

いまもなお、それを考え続けている

おっさんです。


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