21日間息子がお風呂に入らない

不登校

どうも

減点パパと申します。

 

今回のブログ記事では

わが子が不登校になったあとに

お風呂に入らない日が続いたことについて

お話しさせていただきたいと思います。

 

この記事を読んでいただければ

お子さまが不登校になって、

お風呂に入らない日が続いた場合、

どのようにしたらお風呂へ導けるのか、

その糸口が見つけることが出来るかもかもしれませんので

ぜひ、読んでみてください。

 

わが息子の場合、

不登校になったことにより、

悩みが大きすぎたのでしょう

お風呂に入ることも、ままならない状態になりました。

 

お風呂に入らなくても死にませんが、

衛生上、良いはずがありません。

 

お風呂に入らないことで

カラダがかゆいとか

スッキリ眠ることが出来ないなんて

私には考えられません。

 

 

わが子のお風呂に入る頻度が

極端に減ってからというもの

 

わたしは

不登校になった子を

お風呂にいれる情報が何かないかと

いろいろ探したのですが、

その情報にたどり着くことは出来ませんでした。

 

過去の私と同じ状態にあるかたの

お子様のお風呂に入る頻度を

少しでも増やすため、

わたしが実際にやってみた方法をご紹介させてください。

お風呂に入れる方法を考え続けたあの日

息子がお風呂に入らなくなる

 

そんなことはまったく、思ってもみませんでした。

 

お風呂に入ることを促す方法

 

そんなことを考えることになるとは、

 

これっぽっちも

ほんの1ミリも考えていませんでした。

 

お風呂に入らなくても死にません。

そういう問題じゃないんです、もちろん。

 

湯船に入ってあたたまり、

カラダを洗って

髪をシャンプーして

「スッキリと、サッパリしてほしい」

 

家の中にいて

モリモリ食べて、

いっぱい眠って

そうやって、

「少しでも多くのチカラを蓄えて欲しい」

それがわたしの

「願い」

でした。

 

あの当時は

その一心で、

私は必死になって

息子をお風呂に入れる方法をかんがえました。

 

通勤中、仕事中、食事中、・・・

そのことは、常に頭にありました。

 

「どうやったら、

息子をお風呂に入れることが出来るか」

 

夢にまでそのことが出てきた記憶があります。

 

不登校になることも

頭の中になかったのですが、

不登校になった事によって

 

「お風呂に入らなくなる」

 

なんてことは

考えてもみませんでした。

 

私の息子がお風呂に入らなかった期間は

最長で、21日間です。

私がつけていた日記にはそのように書いてあります。

 

お風呂に入らなくなるというのは、

不登校になって間もなくから始まりました。

 

昭和の時代なら、

お風呂に入るのは、1日おきとかが普通だったと思います。

(すいません、わが家だけかも知れません)

 

現代のように、

毎日入浴したほかに

朝シャンしてから通勤・通学するなどという感覚は

あまりなかったように思います。

 

考えてみれば、

日本もずいぶん、衛生的になったものだと思います。

 

わが息子も

不登校になる前は、

毎日のようにお風呂に入っていました。

 

それが、

不登校になってからというもの

お風呂に入らない日が増えたんです。

 

長いときですと、

21日間(3週間ですよ)お風呂に入らなかったり、

短いときでも5日くらい空けて

おもいだしたようにお風呂に入っていました。

 

その理由を

カウンセラーさん曰く、

「お風呂に入る気力さえ、

低下しているということです」

そのようにおっしゃっていました。

 

不登校になったことで、

(学校に)登校している子と

自分を比較してしまい、

 

「学校に行けていない自分(=ダメな自分)」

そのように

我が息子は考えてしまっていたようです。

 

とくに、2つ離れた弟がいますので

そのような考えに至ってしまったのだろうと思います。

「お風呂に入らなくても、死なない」

それは、その通りで事実です。

 

世界的にみれば、

入浴することが日常的な習慣でない国の方も

珍しくないと思います。

 

これまで、

日常的にお風呂に入っていたわが子が

「お風呂に入らなくなった」

 

これは

親としては、結構な問題です。

 

お風呂に入って、

さっぱりと、スッキリとして

ゆったりと眠って欲しいワケです。

 

どうやったら、

お風呂に入らせることが出来るのか

あの頃の私は、

無い頭を振り絞り、

その方法を必死に考えました。

銭湯に連れ出した

「違う環境に連れ出したらどうだろう、話にのってこないかな?」

お風呂に入ること、

そのものがイヤなわけではないだろうと考えた私は、

 

「銭湯に行ってみないか?」

 

私はそう言って、息子を銭湯に誘ってみました。

 

「あ~~っ、いく、行く」

息子は、反応し、喜びました。

 

家から、車で約15分の場所に

銭湯というか、入浴施設があったんです。

 

息子とその弟と私の男3人で

その入浴施設に向かいました。

 

サウナもあり、水風呂や電気風呂、薬湯なんかもありました。

昔ながらの銭湯には

数回、連れて行ったことがありましたが

サウナがあるような入浴施設は初めてです。

 

いつもとは違う「入浴」に

息子は興奮していました。

 

入浴していた子供は我が子2人だけで、

他のお客さんは全員大人でした。

 

サウナから出てきた

筋肉ムキムキのマッチョなおじさんが

水筒を口にしている姿を見て

「プロテイン飲んでるんじゃない?」

と息子がそう言っていました。

 

「あ~~よかった、

久しぶりに風呂に入れることが出来た」

わたしはその日、そのように安堵した記憶があります。

 

そのあと、その施設には数回行きましたが

その後も息子がお風呂に入る頻度は、

以前のようにはならず、

5日に1度程度でした。

 

銭湯に騙されなくなった息子に

さて、どうするか?

わたしはまた、

知恵を絞りましたが、なかなかアイデアが出ません。

 

偶然、こんなことがあったんです。

息子を海釣りに連れだしたとき、

釣り場(海です)に着いたら、

風がビュービュー吹いて

まったく、釣りにならなかったことがありました。

 

このまま、何もしないで家に帰るのは

息子にとってモヤモヤが残ることになります。

「そうだ、帰り道に建物が洒落た温泉があったよな!」

 

思いついた私は、

「風で寒かったから、

温泉であったまって行こう」

そう息子に言うと、話にのってきました。

 

じっさい、息子も寒かったのでしょう。

二人で温泉に入り、

あたまを洗ったり、背中を流してやりました。

 

私の車には、常時、タオルを積んであるのですが

その日は、1本のタオルしか積んでおらず、

息子と共有しました。

 

思いがけず、お風呂に入れることが出来て

この日も安堵しました。

気分がいい日に「のせる」

本当は、毎日、お風呂に入ることを促したいのですが、

あまり、しつこく言いすぎると逆効果になると思い、

タイミングを計らいました。

 

「明日、家族で遠出する」

とか

非日常なことを行う前に

お風呂に入ることを促すと

効果的であったように思います。

 

また、

普段だと風呂に入るタイミングではない

夕方ではなく、日中の時間にわざと風呂を沸かし

 

「1番風呂だよ、はいって!」

とか言って

気分を高めさせて、お風呂に促したこともありました。

 

ある時、

「俺、ヤミブロ(闇風呂)に入る」と

息子が自分から風呂に入ったときがありました。

 

風呂の電気をつけずに

真っ暗な(じっさいは薄暗いのですが)状態で

風呂に入っていました。

 

マンガか何かで見たのでしょうか

何にしてもお風呂に入ってくれて幸いでした。

(その手があったか!って思いました)

意識的に外に連れ出した

「外の空気を吸わせたかった」

これが、

息子を意識的に外に連れ出した理由なのですが、

結果的に

入浴頻度を上げることにつながりました。

 

「自転車に乗って、

ラーメン食いに行くぞ!」

 

週末の休みの日、

そう言って、息子を連れ出しました。

 

約20分の道のりのラーメン屋まで

自転車に乗ってラーメンを食べに行きました。

 

食べて、帰ってくるだけじゃ芸がないので

行きとは別のコースを

通って帰ってきました。

 

毎回、同じ店だと飽きられるので、

前回とは反対方向の店をチョイスしました。

 

自転車をこげば汗もかきますし、

自然に風呂に入りたくなりますよね。

心が病んでいるから、風呂に入らない

ある時、

息子に入浴を勧めた時に返ってきた言葉があります。

 

「心が病んでいるから、

風呂に入らない」

息子はそのように言いました。

 

以前、カウンセラーさんがおっしゃっていた

「風呂に入る気力さえ、

低下しているということです」

 

お風呂に入る頻度が極端に下がっていた、

その理由が裏付けられました。

お風呂に入らないことの改善

息子がお風呂になかなか入らないという状況は

ずっと続いたわけではありません。

 

気温の上昇とともに

息子の入浴頻度は

だんだん増えてきました。

 

毎日入るようになったわけではないのですが

7月ころには、

1日あるいは2日おきくらいの頻度で

お風呂に入るようになりました。

(シャワーを浴びることも含めてです)

 

我が子は中1になり、

週末のみ、

短時間でしたが、放課後登校を続けました。

 

登校する日は、

かならず、

シャワーを浴び、

ハミガキをしてから

登校していました。

 

放課後登校なわけですが

クラブ活動の時間帯でもあります。

 

おもいがけず、

かつてのクラスメイトと

すれ違うことも考えられるわけです。

 

すれ違ったら

臭かった

なんてことにならないためにも

自発的にお風呂に入っていたのだと思います。

 

中2の春、

息子は自分の意志で

始業式の日から登校を始めました。

 

クラブで汗を流して帰ってくることからも

毎日入浴するのが、当たり前となっていました。

 

どうかすると

シャワーを浴びてから

登校する日さえありました。

 

「どうやって風呂に入れさせよう」

「風呂に入らなくなって21日目だ、どうしよう」

そんな事に悩んでいた日が

ウソの様です。

 

何も言わなくても

息子が自分からお風呂に入っているのです。

 

私は

息子が風呂に入らなかった日が続いた

あの日を振り返り

感動さえ覚えました。

 

中3になって

息子は、学校を休む日が増えました。

 

コロナウイルスにより、いきなり始まった、

一か月以上にもおよぶ一斉休校が

息子のペースを大きく狂わせたのだと思います。

 

学校活動や行動が制限されたため、

家の中で過ごすしかありませんでした。

 

部活で汗を流すことがなくなり、

家でゲームをする日が続きました。

 

不登校であったころを

思い出したのかもしれません。

 

むすこはまた不登校になりました。

そして、

入浴の頻度はガクンと落ちました。

 

我が息子の

不登校と

入浴の頻度には

相関関係が見られます。

 

不登校で家にいる

ということは

自分の風体に気を使わなくていい

ということなのだと思います。

 

逆に

登校するということは

風呂に入ったり、歯を磨いたり

整髪をしたりと

 

身だしなみを整えなければならない

 

といった意識に自然につながる

いわば社会性を育てる効果があるのだと

息子を通じて気づかされました。

まとめ

息子が不登校になってから

お風呂に入らなくなり、

その状況をなんとか改善しようとして

私がやってみた事を書いてみました。

  1. 銭湯に連れ出した
  2. 気分がいい日に「のせる」
  3. 意識的に外に連れ出した
  4. 心が病んでいるから、風呂に入らない

これをしたことで

劇的ではないものの、

息子をお風呂に入れることが出来て

僅かながらでしたが

入浴頻度を上げることが出来ました。

 

もし、

同じお悩みをお持ちの親御さんがいらっしゃいましたら

試してみて下さい。

 

あの当時、

風呂に入らせる方法を

考えまくっていた私ですが、

 

「学校には行かなくていいから」

「学校の話も、いっさい言わないから」

「だから、

お風呂に入って、いっぱいたべて、ゆっくりねむれ!」

「それだけでいい」

 

そのように言ったとしたら、

どうなっていたでしょう。

 

展開が、大きく違っていた可能性が十分あります。

 

お風呂に入らなかったあの頃のことを

いつか

息子に聞いてみたいと思います。


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